ママ留学記@ハーバードビジネススクール

2歳の息子を連れ、主人と2人揃ってハーバードビジネススクールに留学している一家の記録。日々の生活の様子に加え、MBA受験の経験談や、「ワーキングマザーとしての成功」に関する考察を共有したいと思います。

moMBA:学生ママの集い

学校が始まり2週間経ち、ちょっと勉強以外の活動が増え始めました。というか、1週間目も色々あったけどほぼ参加しておらず、今週になって、ちょっと増やそうかなと思えるようになってきました(笑)

今週参加したものでいうと、

  • 80s Party(80年代のファッションで参加するパーティー)。夜のイベントだったので、この日は旦那が子供のお世話をしてくれました!感謝!
  • クラブフェアー(日本でいうサークルオリエンテーション的なもの)
  • HBS内の学食でなく川を渡った先のHarvard Squareでのランチ

そして、金曜日には

moMBA Reception

というものに参加してきました!

moMBAとは?

moMBAとは、HBSのWoman Student Association (WSA)と呼ばれる女学生が全員自動的に登録されるクラブの一部です。
2014年頃、当時学生だった二児のママが、

学生ママ、妊婦、そして子供を持つことに興味のある全ての学生のコミュニティーを形成し、HBSでの経験をよりよくするために*1

 

同級生のママと一緒にこのmoMBAというグループを創立され、それ以来、学業やキャリアのサポートなど色々な面で学生ママの支援を行ってきたようです。

去年は、2名の学生ママが中心となって、HBSに産休・育休制度を導入する活動を始め、今年には実際に運用が始まることになるそうです。この制度によって、学生中に出産しても休学する必要がなくなるようです。

とはいえ、休みを取れる期間が2週間。日本だと産褥期の1ヵ月はゆっくり過ごしましょうと言われていた私からすると、ものすごく短いなと驚きました。慣習の違いなのかとも思いましたが、他の学生も「2週間はちょっと短いよね」と言っていたのを聞くと、まだまだ改善の余地はあるのかもしれません。

moMBA Reception

さて、金曜日に行われたこのmoMBA Reception。
計10名ほどが集まりました。今年は1年生、2年生含め18人程度の学生ママもしくは妊婦さんがいるようです。全学生数が約900名なので、約2%くらいになりますね。まだまだ学生ママを増やせる余地はありそうです。

この日が今年初めての顔合わせだったので、自己紹介と合わせて、今抱えている問題、興味のあることなどを色々と共有しました。

共通の課題としては、

  • 授業の準備をする時間がかなり限られる
  • 保育園・ベビーシッターなど費用がものすごく高く金銭的に苦しい
  • Social Eventなどにあまり参加できない
  • Bostonを離れる必要のあるイベントや授業のロジが大変

などがあり、どれも全部「うんうん」となるものばかりでした。

ちなみに私は2点目の金銭的な課題がかなり大きいと感じています。多額の学費と生活費に加え、子供にかかる費用が莫大なのは、精神的にもプレッシャーになります。我が家の場合、莫大な保育園の学費を支払っているのでベビーシッター代を出す余裕もなく、基本的に平日の保育園後と、土日は全て自分達で子供のお世話をしており、ゆっくり過ごす「自分の時間」は基本的にありません。

私は子供と過ごさないと罪悪感にかられ逆に精神的に疲れてしまうため、ベビーシッターをフル活用してというモデルは合わないと思いますが、その分他のことに使える時間はなくなってしまうので、そのバランスの仕方が難しいなと日々感じています。

 

ちょっとシリアスになってしまいましたが、学生ママだからこその楽しみももちろんあるよねという話もありました!個人的にも、ママ同士のコミュニティーがあり色々な話を共有できることや、家族で楽しく過ごすということを明確なPriorityとして考えられることで、様々な学生が苦しむといわれるFOMO(Fear of missing out: イベントなどに参加しないと自分だけ取り残されているのではないかと心配になること)をほとんど感じないことや、家族を持った経験がある上で今後のキャリアをどう考えるかをこの2年間でゆっくり考えられるなどメリットはかなり大きいと思います。

 

今後このmoMBAにいる学生達の話を色々聞き、どのようにキャリアを考えているのかや、子育てと学業の両立をどうしているのかなど、色々役立てていきたいと思います。そしてこのブログでも色々共有できたらと思っております!