ママ留学記@ハーバードビジネススクール

2歳の息子を連れ、主人と2人揃ってハーバードビジネススクールに留学している一家の記録。日々の生活の様子に加え、MBA受験の経験談や、「ワーキングマザーとしての成功」に関する考察を共有したいと思います。

子連れ旅行:カリブ海!プエルトリコ

待ちに待ったサンクスギビングホリデー!!今回は、プエルトリコのサンファンにやってきました!

 

ギリギリに旅行を予約したので直行便は既になく、14:25にボストンを出発し、JFKで3時間の乗り継ぎ時間を経て、23:30にサンファンに到着。息子は飛行機を怖がることもなく、トイストーリーの映画を静かに観ていてくれたのでありがたい!セーフティーカードもイラストがたくさんあったので楽しそうに見ていました(笑)ラストラゲージもなく、エクスペディアで空港からのシャトルバスを予約していたのでスムーズに空港からホテルへ!

 

今回は、San Juan Marriott Resort and Stellaris Casinoに宿泊。お部屋は3ヶ月頑張ったご褒美にオーシャンビュー!お部屋も結構広めで、清潔感もあり◎!着いたのが夜中だったので、海が本当に見えているのかわからないまま、とりあえず就寝。

 

そして朝になり、窓の外を見ると、、、!!真っ青なカリブ海!!!!息子も「うみーーーー!!!パパ、おきてーーー!!みてーーー!!」と大興奮!

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この間、キャンパスで行われたマリオットの会社説明会に参加したことでゲットしたプラチナステータスを活用して朝食をいただき、その後ホテル横のCVSでビーチサンダル、浮き輪、お砂場セットもろもろを購入。そしていざビーチへ!

 

風が結構吹いているためか波が高く、息子はびびりまくって、波打ち際でぴちゃぴちゃ。久々のお砂場遊びも嬉しそう。その間パパはビーチチェアでのんびり。(ビーチチェアとパラソルが無料貸出で感動!)息子もだんだん慣れてきて、波が来ると「oh my god!! トゥーントゥーン!!」と謎の擬音語を叫びながらジャンプするのにはまり、「おかあさんもやって」と言われ、一緒にジャンプ。去年ハワイに行った時はすぐに疲れていたものの、やはり1年も経つと体力がついて、全く休もうとしない。子供の成長ぶりに驚きました。

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その後もビーチでアイスラテを飲みながら、サンドウィッチを頬張り、時間を気にせずのんびりする贅沢な時間を過ごし、今夕方のビーチでカリブの海風を感じながらこのブログを書いています。あと3日間ゆるーりと過ごしてきます。

 

 

ママと教授の両立

今日は9時から16時のISDLという授業があり疲れ果てていたものの、少し頑張って教授のOffice Hourに顔を出してみました。クラスでの自分のパフォーマンスがどうか心配だったので、ちょっと行ってみることに。

振り返ると、大学生の時は教授と1対1で相談するみたいなことはほとんどなく、アポもなしに15-18時で設けられているOffice Hourにふらっと顔を出せば1対1で話せるのはオープンな文化だなとしみじみ思いました。教授との距離感がないのはアメリカの大学のいいところなのかもしれません。

授業自体のフィードバックを聞きに行くのが第一目的だったのですが、第二目的として、その教授がいかにママ業と教授業を両立されているのかを聞いてみたいということもあり、せっかくの機会なので思い切って聞いてみたら、とても素敵なお話を聞くことができました。

彼女が大事にしているのは主に3つのことでした。

1. Boundaryをしっかりと決めること

日々の仕事に追われていると子供や家族と過ごす時間がずるずるとなくなってしまうので、彼女の場合は、「どんなに忙しくても夜ご飯は家族みんなで食べる」「子供が寝る前には絵本を読み聞かせる」「日曜日には子供と過ごす時間を取る」ということをルールとして決めているそうです。このBoundaryがあることによって、確かに溜まった仕事をどこかで挽回しなければいけないことになるものの、大事な家族との時間を担保するためにはこのBoundaryは欠かせないと仰っていました。

2. 子供とのQuality timeを過ごすこと

平日は仕事に追われ、休日は家事に追われる中で、子供としっかり向き合う時間がないと感じた彼女は、必ず週末に少なくとも3時間は他のことは一切せずに、子供のことだけを考え、子供としっかり向き合う時間を作ったそうです。また時には、「子供がしたいことをする日」を作り、一日中お子さんが立てたプランに沿って過ごす時間も作ったそうです。こうすることによって短い時間でも質の高い時間を過ごすことができるようになったと仰っていました。

3. 短期計画と長期計画をしっかりと立てる

短期計画という意味では、例えば朝の準備の時間をしっかり立てることもここに含まれます。彼女の場合は、15分余裕ができる形でお子さんを起こすことによって、朝ばたばたして子供を急かすことをしなくてよくなり、一日中「今日もばたばたして子供にきつく当たってしまった・・・」という罪悪感を感じずに過ごせるため、そういった小さい計画の重要性を仰っていました。

長期的な計画としては、キャリアを考える上でも、本当にやりたいことは何なのかを軸に考えることが大事とのこと。仕事をするということはつまり子供との時間を削ることになり、つまり仕事をする時間の裏には子供と過ごせなくなるという機会損失があるわけです。そのため彼女の場合は、その機会損失を上回るだけの意味のある仕事だけをすると決めているそうで、それが実現できるような長期計画を立てることが大事とのことでした。

 

子供との時間をしっかり確保しようと思っていても、「あ、ケース読まなきゃ」となって質の高い時間を過ごせていない気がしていたところだったので、このお話を聞いて、日々の過ごし方を改めようと感じさせられました。
また、HBSの教授をやられながらお子さんも育ててらしてすごいなと思った一方で、日々感じる子供に対する罪悪感や、仕事と家事以外の時間はなくて大変ということなど、私も日々感じていることを思ってらっしゃり、外から見るとすごいと見えるワーキングマザーもある意味「普通の人間、普通のママ」なんだなと改めて考えさせられました。

これからのマーケティングとは?キーワードは「孤独感」

今日はMarketing Club主催のMarketing Conferenceに参加してきました。
テーマは「The Future of Marketing」。
朝8時から4時まで、プレゼンテーション、パネルディスカッション、ネットワーキングなど色々詰め込まれたイベントでした。

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今回色々話を聞いた中で特に印象に残ったのは、The Wingという会社の方のお話で、

「What young people worry the most is LONELINESS

という話。

様々なメディアにさらされ、リアルな世界でのつながりが弱くなっている今、現代人は「孤独」を恐れている。そんな世界の中で、マーケティングはどのようにあるべきなのか。それは「Distributed Omni-Channel Communities」を作るという内容の話でした。

The Wingという会社は女性向けのコミュニティースペースを提供している会社。その会社の成長の中で、彼女はこの「Distributed Omni-Channel Communities」の重要性を発見したようです。

では、これは一体何を意味するのか。彼女は以下のように説明していました。

  • リアル世界でのエクスペリエンスを提供すること
  • カスタマーをマーケターにし、マーケティングの一部を意図的に手放すこと
  • 小さいグループ、そして絆の強いコミュニティーを作ること
  • デモグラフィーでなく、共通点("Commonality")を重視すること
  • 成長よりも、今いるカスタマーを維持すること

リアルな世界からオンラインの世界に移行したマーケティングが、ここにきて、再度リアル世界でのエクスペリエンスが大事になってくるというのが面白いと感じたし、実際にこの情報にあふれる世の中でブランドに対するロイヤリティーを高めるには、カスタマー自身がいかにそのブランドと自分をRelateできるかが大事なのだなと再度思いました。現代人の感じている「Loneliness」を解消してあげること。これがマーケティングに与えられたミッションのようです。

 

ボストンは今日雪が降りました。寒さがどんどん増す中、今学期もあと1か月となり忙しさも増してきています。体力の衰えを感じながら、とりあえずThanksgivingの旅行を楽しみに今週も頑張ります。

 

スーパーで買い物派だった私がネットスーパーのPrime Nowに切り替えたわけ

ボストンに来て、今までと大きく変えた一つが買い物の仕方。
日本では徒歩3分のところにスーパーがあったので、子供の保育園お迎え後に毎日行って買い物をしていました。ボストンに来て初めの数週間は、家から一番近い、徒歩15分くらいのところにあるWHOLE FOODSに週1で行ってまとめ買いをしていましたが、最近はさらに進化して、Prime Nowを使い始めました。

ネットスーパーは日本でも試してみようかなと思ったこともあったのですが、結局自分で野菜とかお肉は見て選びたいという気持ちがあったのと、何より保育園と同じビルにスーパーが入っていたこともあって、とくに不便さを感じていなかったので結局試さず。。。こちらに来た当初も、「WHOLE FOODS楽しいー!」というウキウキ感があったのと、ネットスーパーに対する疑心感がぬぐえず、ネットスーパーを使わなかったのですが、ボストンのがたがたの道をベビーカーを引くのがそもそも大変、且つ1週間分の買い物をベビーカーのカゴにいれたり、持ち手にぶら下げたりして明らかに重量オーバーになりながら帰ってくるのが大変、そして何より、限られた時間しかない中で毎回行くのが大変、だからPrime Now使おうよと旦那に説得され(笑)、懐疑的だった私もついにPrime Nowユーザーになりました。

Prime Nowでは、WHOLE FOODSの商品を買うことができ、$35以上買うとFree Shippingで、最速2時間後に届けてもらうことができます。我が家の場合は、1週間分まとめて購入するので、いつもFree Shippingで届けてもらえるので助かっています。ただし、さすがチップ大国アメリカ。ここでもチップを求められます。大体10%くらいのチップが勝手に上乗せされるのですが、24時間以内であればこのチップを変えることができます。(とはいえ、なんとなくゼロにはしちゃいけないのかなと思い、少しは払うことになりますが)

商品も自分で見れるわけではないので、ちゃんとしたものが来るのか心配でしたが、今のところ問題のある商品が届いたことはなく、結構ちゃんとしてるのだなと感心。しかももし何か問題があったとしても、すぐに返金してもらえるシステムになっているようなので安心。

過去3-4回の注文では特に問題がなかったのですが、昨日初めてトラブル発生。届きましたと書いてあったのに、部屋の前にも置いておらず、エントランスの配達物の置いてある場所に行っても見つからず。。。急いで問い合わせたところ、すぐに返金の処理を行ってくれたのでまぁいいのですが、それよりも同じ製品をすぐに届けてもらった方がうれしかったなぁと思ったり。。。コーヒーがなくなったから、$35を超えるように5個もインスタントコーヒーを買ったものの、結局届かず今朝飲めなかったのが残念。。。

今回このトラブルはありましたが、おそらく今後もPrime Nowにお世話になると思います。人間一旦楽をするとなかなか戻れないですね。

Halloween エレベーターに閉じ込められた事件

Happy Halloween!

 

本場初のハロウィン!
息子も保育園にパンプキンのコスチュームを着て登園し、私も息子と同じくパンプキンを着て登校。校内もコスチュームで溢れかえり、いつもよりも高揚した空気の中、いつも通りに授業は進行。違ったことと言えば、クラスメイトが横に座っている別のクラスメイトの恰好をして、ずっとリアクションも真似していたので、その子が発言した時には内容を全く聞けなったくらい(笑)息子もクラスのお友達と校内をお散歩したようで、その写真が可愛すぎて癒されました。

 

日中はこんな感じで過ぎ去り、授業後は急いで、息子をお医者さんとのファーストミーティングのため初めて病院に連れていきました。そもそもこのファーストミーティングというシステムがよくわかっていなかったためとりあえず行ったのですが、次いでに注射2種類と血液検査(がっつり採血)することになって、息子はギャン泣きでしたが、なんとか無事に終わり、お待ちかねのTrick or Treatをしに急いでUberで帰宅。

 

旦那のセクションと私のセクションの子連れファミリーでOWAというアパートの中のクラスメイトの部屋を回るというシステム。息子は初のTrick or Treatに戸惑いながらも、一度お菓子を取っていいということが分かってからは、「More, More」と言いながらたくさんお菓子をゲットしていました(笑)

3階を一回りして、さぁ2階へ移動しようとエレベーターに。大人10人、子供7人全員ぎゅうぎゅうになりながら乗って、さぁドアが閉まったと思ったら、全くエレベータが動きません。「あれれ?」と思いながら、開閉のボタンを押してみるものの反応せず。。。これはちょっとやばいのではと思い始めたところで、急にどーん!と急降下!!!!そして急停止!!これはやばいという雰囲気になり始め、急いで緊急電話で連絡。「すぐに技術者と消防隊を送ります」と言われたものの、10分、20分経っても来ず、さすがにこちらもストレスが溜まってきて、直接消防隊にも連絡。狭いエレベーターの中でこの人数で、酸素が持つのかが心配に。。。

そして閉じ込められてから30分後ようやく消防隊が到着し、さらに10分後ドアが開いた時の解放感たるや!!そして、その時ようやくエレベーターが2階と3階の間に停止していることが判明。全員無事に救出されて、なんだか不思議な達成感を味わい、最後には記念に消防隊と写真を撮って解散しました。ちなみにこの間、息子はエレベーターの床に座り、Trick or Treatで手に入れたお菓子をひたすらおいしそうに食べていました(笑)

消防隊の人に助けられるという初めての事態がハロウィーンの日に起こるとはなんともSpookyなHalloweenでした。

Unconscious Bias

先週のLEADのケースはとても重みがあり、面白いものでした。
マイノリティーに関するケース、Unconscious biasに関するケース、そして3つ目は元コンサルタントの女性がスタートアップのCEOになりどう会社を経営したかというケース。全て自分自身に関連付けやすく、とても考えさせられ、学びも多かったと思います。3つ目のケースでは、ケースの主人公である女性が教室に来られスピーチや質疑応答をしてくださり、HBSのケース授業の醍醐味を体験できました。

 

今日はその中でもUnconscious biasについて少し考えてみたいと思います。

Unconscious biasとは?

Unconscious biasとは、無意識の偏見のこと。例えば、「女性は利他的で、物腰が柔らかい」といったような考え方。このような偏見が根強いと、例えば社員を評価する際に、全く同じようなスタイルで働いていたとしていたとしても、男性であれば「積極的で成果を出している」と評価される一方で、女性であると「気が強すぎる」とマイナスの評価をされることがあるという問題が生じてしまいます。

近年重要視されている「インクルージョン」を推し進めていくためには、まずこのUnconscious biasをなくしていくことが鍵だと考えられています。HBS前に私が在職していた外資コンサル企業でも、Unconscious biasトレーニングが行われており、このコンセプト自体は少しずつ浸透してきているのではないでしょうか。

 

Unconscious biasを乗り越えるために

上記で説明したUnconscious biasによって、特に女性は1つの大きな課題に直面しているそうです。「この人は信頼できる人間か」を評価するには2つの軸、①能力と②人格があり、男性の場合、①能力が高く、②人格も良いという評価が比較的なされやすい一方、女性の場合この2つの軸が共に「高い」と評価されることが難しいというのです。つまり、能力が高いと人格が悪い、もしくは人格は良いが能力は低いと評価されやすい実態があるということになります。これは男性が女性を評価する際のみならず、女性が女性を評価する際にも陥る過ちでもあります。

私自身もコンサルであることだけで「気が強い」というイメージを持たれ嫌な気持ちになったこともあるにも関わらず、あまり柔らかい物腰にすると「できない人」と評価されるのではないかと不安になり、「強め」な態度をとらないといけないと思ってしまっていたこともありました。人を評価する時だけではなく、自分自身のスタイルを考える時にも、①能力と②人格の両立は難しいと感じていたのだと思います。

このような難しさを乗り越えるために、もちろん企業としてUnconscious biasのトレーニングなどをしていくことは必須ですが、個人としても乗り越えていくことができるというのがケースの意味合いの一つでもありました。

個人の強みの源泉として、①組織における立場、②個人の能力、そして③人とのネットワークがあるそうなのですが、そのうちこの③の人とのネットワークがこの場合重要ということでした。

ネットワークを考える上で私は2点が鍵だと感じました。まず一つは、「女性同士のネットワーク」を強化すること。例えば部署の中で自分だけが女性であるという状況の場合、自分のその「特別なポジション」を守るために他の女性が入ってくることに対し防御的になってしまうことがありますが、それではいつまで経っても女性の活躍の場は広がりません。女性自身も「お互いにサポートし合う」というマインドセットを持って、協力し合うことが大事なのではないかと思いました。

二つ目は、「マジョリティーとのネットワーク」を活用すること。この場合、男性のサポーターを得て、彼らにも女性の活躍を後押ししてもらうことが大事だということです。HBSにもWomen's Student Associationの中にManbassadorsという女性の活躍を後押しするグループがありますが、そのように企業の中でもより男性と女性が協力し合って、女性の活躍を広げていく必要があるなと再度強く感じました。

日本の企業文化を変えていくためにも、Unconscious biasの議論をより活発にしていきたいと思いました。

デザイン思考でキャリアを考える

前回のブログから1週間以上が経ってしまいました・・・!
昨日、TOM(Technology and Operation Management)のクラスの中間テストが無事終わり、やっとほっとした気分。「中間テスト」という大学以来(すでに5年も前・・・!!)のイベントに対し、なんだか懐かしいやら、不思議な気持ちになりながら、とにかくTo doが一つ減って嬉しいです。

 

今日は先週終えたDesign Thinking For Your Career (DTYC)というセッションについて。

Career & Professional Developmentと呼ばれるキャリア相談や就職アドバイスなどをしてくれる部門による全3回のこのセッション。「今後のキャリアで何がしたいのかまだはっきりしていない」という学生向けに、「デザイン思考でキャリアを考えてみよう!」という趣旨で開催されました。やりたいことを明確にするのではなく、何をしたいのかを探す「プロセス」を学ぶというのがこのセッションの目的とのことで、ふわっとした内容で意味あるのかなぁと疑いの気持ちを持ちつつ、3回とも出てみることにしました。

 

第1回:Quality over Quantity

第1回はセッションの説明があった後、1つ目のワークがありました。
お題は「30つの円を使って、1分間でとにかくたくさん絵を描いてください」というもの。円を使って、時計、りんご、にこちゃんマークなど色々描いていきます。

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30 Circle Exercise: 始めの方は円一つで何を描けるか考え、段々組み合わせて描いてみようと思考が変わっていきました


これがどうキャリアに関係するのか。メッセージは非常にシンプルだけどパワフルでした。

①「キャリアを考える上では、とにかくquality over quantity (質より量)が大事」
円にとにかく汚くてもいいから色々な絵を描いたのと同じように、キャリア上も完璧な答えをいきなりじっくり考えるよりも、とにかく色々なオプションを考えて、それをどんどん試してみることが大事というメッセージ。とにかく色々考えてから行動に移しがちな私なので、これは努力する必要あり。

②「ルールは自分が勝手に作り出していることが多い。ルールなんて存在しない!」
円を使って絵を描いてと言われると、複数の円を使ってはいけないのではないかと勝手に思い込み、1つの円を使って絵を描きがちだが、1つの円を使ってくださいとは一度も言われていないしそんなルールなんてなかったのと同様に、キャリアにおいても、何か制限をかけているならばそれは自分で勝手に作り出している可能性が高く、そんなものは無視してもっと幅広く物事を考えてみよう!というメッセージ。

第2回:自分の"energize"するものを見つけよう

第2回目に向けて、3つの課題が出されていました。①1日の中で自分がどういったシチュエーションでわくわくするかを記録する、②Work/Lifeの2つの面で自分にとって何が重要なのかを洗い出す、③Health/Work/Play/Loveの4つの側面で今の満足度を記録するというもの。

セッションの中では、「マインドマップを描く」というワークをしました。上記の課題の中から、自分にとって大事なことを中心に置き、そこからそれに関係する言葉をひたすら書き出し、最後にその派生した言葉をいくつか選び、の言葉から考えうる架空の仕事を描いてみる」というもの。

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マインドマップと架空の仕事

ここでのメッセージも非常にシンプル。

①自分にとって大切な価値観は何かを考える
これは仕事上だけではなく、家族、友達、趣味など多面的に捉えて自分にとって何が大切かを明確にしましょうということ。それを踏まえて、「仕事」ではなく「人生」を設計しましょうという意味合いなのかなと私は感じました。

②どんなことだってキャリアになりうる
私は、「ビーチ」「非日常」「リラックス」「健康」「本当に大切なこと」というものすごくランダムなワードから、「ビジネスパーソン向けに、ビーチでメディテーション・コーチングを組み合わせて人生にとって何が大事なのかを考えることを助けるサービスを提供する」という架空の仕事を描きました。数分で考え付いたものだけど、こんなことでもビジネス・キャリアになりうるから、視野を広げて考えてみましょうというメッセージだったのかと思います。

第3回:Seek help and take an action!

最終回に向けても課題が出されました。「今後5年間の人生プランを描く」というものでした。描くプランは3つ。1つ目は今一番ありえそうと思っているプラン。2つ目は、1つ目のプランが不可能になった場合の別プラン。3つ目はお金や時間に制限が全くなかった場合のドリームプラン。

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ドリームプラン

 

セッションでは3人1グループになり、共有したいプランを共有し、そのプランをより深めるための質問をしあうワークから開始。その後、大きな紙に「XXXを達成するためにどのような方法があるか?」と書き、各自その紙を壁に貼り付けた後、他の人の紙に各人の質問に対する答えを書く。そして最後に、様々な人からのアドバイスを元に、自分が短期間に取るアクションを1つ全体で共有するということをしました。

このセッションのメッセージもとても明確。

①周囲の人に助けを求めることで、自分一人でやるよりも可能性が広がる
8月のオリエンテーションでのReceprocity ringと同様に、他の人に助けを求めることでよりアイデアが広がったり、自分の取れる選択肢が増えたりとメリットがたくさんあるので、怖がらずに助けを求めましょうというメッセージ。

②とにかくアクションをとろう!!

まとめ

3回のセッションで得た学びは非常にシンプルで、「そんなの知ってるよ」と思う人も多かったのかもしれませんが、個人的には、結局はこのシンプルな考えが大事で、且つこのシンプルな考えを忘れてしまいがちなため意識的に持ち続けることが大事だということがわかり、非常によい学びとなりました。

何がしたいかを見つける道のりはまだまだ長いですが、完璧を求めず、気楽に、楽しんで、探していければいいのかなと思います。