これからのマーケティングとは?キーワードは「孤独感」
今日はMarketing Club主催のMarketing Conferenceに参加してきました。
テーマは「The Future of Marketing」。
朝8時から4時まで、プレゼンテーション、パネルディスカッション、ネットワーキングなど色々詰め込まれたイベントでした。
今回色々話を聞いた中で特に印象に残ったのは、The Wingという会社の方のお話で、
「What young people worry the most is LONELINESS」
という話。
様々なメディアにさらされ、リアルな世界でのつながりが弱くなっている今、現代人は「孤独」を恐れている。そんな世界の中で、マーケティングはどのようにあるべきなのか。それは「Distributed Omni-Channel Communities」を作るという内容の話でした。
The Wingという会社は女性向けのコミュニティースペースを提供している会社。その会社の成長の中で、彼女はこの「Distributed Omni-Channel Communities」の重要性を発見したようです。
では、これは一体何を意味するのか。彼女は以下のように説明していました。
- リアル世界でのエクスペリエンスを提供すること
- カスタマーをマーケターにし、マーケティングの一部を意図的に手放すこと
- 小さいグループ、そして絆の強いコミュニティーを作ること
- デモグラフィーでなく、共通点("Commonality")を重視すること
- 成長よりも、今いるカスタマーを維持すること
リアルな世界からオンラインの世界に移行したマーケティングが、ここにきて、再度リアル世界でのエクスペリエンスが大事になってくるというのが面白いと感じたし、実際にこの情報にあふれる世の中でブランドに対するロイヤリティーを高めるには、カスタマー自身がいかにそのブランドと自分をRelateできるかが大事なのだなと再度思いました。現代人の感じている「Loneliness」を解消してあげること。これがマーケティングに与えられたミッションのようです。
ボストンは今日雪が降りました。寒さがどんどん増す中、今学期もあと1か月となり忙しさも増してきています。体力の衰えを感じながら、とりあえずThanksgivingの旅行を楽しみに今週も頑張ります。